二段解説PART6
⑲送天秤捕(二種)オクリテンビンドリ ニシュ【金剛拳】
❶【送小手からの変化技】
攻者 左中段構より外手首を順の手で掴む。
守者 右中段構より鈎手守法。送小手を掛けるが相手の逃げる位置によって送天秤捕に変化する。
左手は相手の手首を極めたまま右手は肘インの少し下の後袖を最初掌を上にして横に掴み、縦に
絞って相手の肘インをグリグリ攻めながら固める。
❷【仕掛技】
受者 自然体で立つ。
捕者 相手の左後から忍び寄り、まず左手で相手の左小指丘に指を引っかけて(我の親指は下を向
いている)送小手の要領で相手の左手を極め右手で相手の後袖を横から縦に絞り込むように肘イン
に拳を捻じり込んで連行する。
この時、肘インの位置が分かりづらい場合は、肘の上部を軽く握り、握ったまま下した手が止まった所
の袖を掴んでみてください。そこが肘インの位置?だと思われます。これを瞬時にやらないと技が成立
しません。
(‘ω’)ノ 【送捕オクリドリ】は2級技です。すれ違いざまの仕掛技です。間違えないようにネ‼
⑳送肘攻 オクリヒジゼメ【龍華拳】
<開構>
攻者 左中段構より外手首を順の手で掴んで引く。寄抜をさせまいと外側に捻じるように押さえ
つけるが送小手を掛けられたので肘を曲げて頑張ってみたが・・・
守者 送小手を掛けようとしたが肘を曲げて逃げようとしたので相手の拳頭を掛手の左手で引付
け我の胸(水月)に密着させて捌手の右手を瞬時に離して相手の肘(尺沢:曲がった相手の肘に
引っかけた我の指が止まった所)に中指(人差し指も加えてもOK)を我の方に軽く押し込むと
同時に相手の左手を我の左手で立てる感じでS字に(我の左手は、相手の手を我の方に引き込ん
でいる)し、左足をやや後ろに引きながら攻めて極める。
㉑吊落 ツリオトシ【龍華拳】
<開構>
攻者 左中段構より外手首を順の手で掴んで引いたが送小手を掛けられたので振り向いて裏拳で打込む。
守者 相手が左中段構から我の右手首を順の手で掴んで引いてきたので、我は鈎手守法から送小手を掛
けたが相手が背を向けて逃げるために振向いて右裏拳を打込んできた時の技で、極めている相手の左手
を上に吊り上げ相手の右足に体重をのせながら、相手の右肘を我の右手で押さえて前に出ながら投げる
技。
㉒吊上捕 ツリアゲドリ【金剛拳】
<仕掛技>
受者 自然体で立つ。
捕者 相手とすれ違いざま、我の左手(親指を上にして)四指を相手の左母指丘にひっかけて我の
右手を相手の肘に下からひっかけて相手の背後にくるりと廻し、瞬時に相手の左腕を捻り上げなが
ら、相手が回って逃げないように相手の右腕を我の右手で掴み、我の左手で相手の左腕を吊上げて
固め右足に体重をのせて投げます。
(‘ω’)ノ ㉓~㊱は二段解説PART7へ続きます。