五段技術科目
①片手閂投 カタテカンヌキナゲ 【五花拳】
②両手閂投 リョウテカンヌキナゲ 【五花拳】
③閂内天秤 カンヌキナイテンビン 【五花拳】
④押閂投外 オサエカンヌキナゲソト 【五花拳】
⑤押閂投内 オサエカンヌキナゲウチ 【五花拳】
⑥閂片手投 カンヌキカタテナゲ 【五花拳】
⑦手首捕 テクビドリ 【羅漢拳】
⑧丁字捕 チョウジドリ 【羅漢拳】
⑨袖十字 ソデジュウジ 【羅漢拳】
⑩袖捕内天秤 ソデドリナイテンビン 【羅漢拳】
⑪袖巻返裏 ソデマキガエシウラ 【羅漢拳】
⑫送襟捕表 オクリエリドリオモテ 【羅漢拳】
⑬首締投表 クビシメナゲオモテ 【羅漢拳】
⑭仏骨投 ブッコツナゲ 【五花拳】
⑮払仏骨投 ハライブッコツナゲ 【五花拳】
⑯後仏骨投 ウシロブッコツナゲ 【五花拳】
⑰前髪捕 マエガミドリ 【羅漢拳】
⑱帯捕 オビドリ 【羅漢拳】
⑲四組腰投 シクミコシナゲ 【羅漢拳】
⑳四組内天秤 シクミナイテンビン 【羅漢拳】
㉑虎倒二種 トラダオシニシュ 【羅漢拳】
㉒伏虎倒各種 フッコダオシカクシュ 【羅漢拳】
㉓挟倒各種 ハサミダオシカクシュ 【羅漢拳】
㉔丁字投 チョウジナゲ 【龍華拳】
㉕木葉丁字 コノハチョウジ 【龍華拳】
㉖逆木葉返 ギャクコノハカエシ 【龍華拳】
㉗送合掌木葉投 オクリガッショウコノハナゲ 【龍華拳】
㉘表熊手返 オモテクマデガエシ 【龍華拳】
㉙送肘攻表 オクリヒジゼメオモテ 【龍華拳】
㉚送閂小手 オクリカンヌキコテ 【龍華拳】
㉛内逆手捕 ウチギャクテドリ 【金剛拳】
㉜外逆手捕 ソトギャクテドリ 【金剛拳】
(◞‸◟) 五段は羅漢圧法が9種ありますが大変危険な技のため掲載できません‼
(◞‸◟) 六段35種は全て羅漢圧法のため掲載できません。 m(__)m
＜剛法＞63種
仁王拳（28種） 上段攻防を主体とする法形
三合拳（9種） 中段攻防を主体とし、手で受け足で反撃する法形
天王拳（9種） 上段より始まる連攻防の基本形
白蓮拳（6種） 受け手が直ちに攻撃に用いられる二段用法を主体
とする段攻防の基本形
地王拳（6種） 足よりはじまる連攻防の基本形
鶴立拳（5種） 脚の攻防を主体とし、片足立で膝受から蹴り返す
波浪脚撃により成り立つ技法
＜柔法＞187種 (‘ω’)ノ 羅漢圧法（44種）は除きます‼
龍王拳（29種） 抜き手法を主体とした柔法防技の基本
龍華拳（57種） 手、腕を捕られた時の逆技、投げ技
五花拳（26種） 剛柔一体の投げ技が主体
金剛拳（29種） 固め技や捕技
羅漢拳（46種） 襟、袖を捕られた時の逆技
羅漢圧法（44種）筋骨や急所（ツボ）等に対して、押圧する技
＜剛法＞＋＜柔法＞＝63＋187＝250種
(‘ω’)ノ 一つの技には前後、左右、内外がだいたいありますので約600種
あると少林寺拳法では言われています。
(‘ω’)ノ 便宜上、剛法、柔法と分けていますが体の使い方は基本同じです。
上、中の動きだと日頃から教えられています。
五段解説PART1
①片手閂投 カタテカンヌキナゲ【五花拳】
相手の片手を両手で握って、閂を効かせて追い落とすように投げる技。
❶木葉送と同じように右手右足が前。軽く握る。
❷閂（我の右手のひらを相手の手の甲にピッタリくっつけるように指３本を相手の
小指丘に引っかけ肘は立てる。左手は相手の母指球に引っかけて相手の手のひらを
開かせるようにしている。決して力を入れて握ていない）を掛けて相手の肘が曲が
るように相手の脇に潜り込むように膝を使い左手左足を出す。
❸右足を出しながら相手を投げる。
❶❷❸を一気動作で行う。
②両手閂投 リョウテカンヌキナゲ【五花拳】
我の両手で相手の手を順に握り、手首関節の急所を攻めて体捌きで投げる。
❶我の左手丁字で相手の右手甲側（寸脈）を攻め我の腰に当てる。
❷我の右手は肘を立てながら閂を相手の左手に極める。この時我の膝は柔らかく曲がって
いて相手を下から攻めている。
❸相手の体重が相手の右足にかかるように相手を崩し我は相手と密着し相手を投げること
ができる。
❶❷❸を一気動作で行う。
③閂内天秤 カンヌキナイテンビン【五花拳】
＜開構＞
攻者 左中段構から右逆突
守者 右乱構から左半月受（相手の突手を引き下げて相手の体勢を前方へ崩す）同時に我の
右手を相手の肘インに引っかける。左手は半月受からスライドさせて我の拇指を相手の母指
丘と手首の境目に当て、中指薬指を相手の小指丘と手首の境目に当て閂を極める。この時、
相手の右腕は伸びたままで、我の右手は我の右腰に向かって引付け（下げる）我の左手は閂
を極めたまま上げる。アトは体を捌いて投げる。
【投げないで極める方法】
体を捌かずに右手は相手の肘インを攻め我の方へ引き寄せ、左手は肘を張って相手の大拳頭を
攻め相手の腕と一本になって極めている。この時相手の手首は腕に対して直角に曲がっている。
(>_<) とんでもなく痛いです‼‼‼‼
④押閂投外 オサエカンヌキナゲソト【五花拳】
＜対構＞
攻者 左中段構から右逆突
守者 左乱構から右半月受、同時に我の左手を相手の肘関節に引っかける右手は半月受から
スライドさせて我の拇指を相手の小指丘と手首の境目に当て、中指、薬指を相手の母指丘と
手首の境目に当て閂を極める。（この時、右足を入れる）この時相手の右腕の引きに合わせ
て（我は両手で押さえ合っている）我の左手は我の右腰に向かって引付け、右手も閂を極め
たまま我に引き付けるように体を捌いて投げる。
掛手で崩して捌手で極める
【こんな動き方もあるんですね】
⑤押閂投内 オサエカンヌキナゲウチ【五花拳】
＜開構＞
攻者 左中段構から右逆突
守者 右乱構から左半月受（相手の突手を引き下げて相手の体勢を前方へ崩す）同時に我の右手
を相手の肘インに引っかける。左手は半月受からスライドさせて我の拇指を相手の母指丘と手首
の境目に当て、中指薬指を相手の小指丘と手首の境目に当て閂を極める。（この時、左足を入れ
る）この時相手が右腕を引いた時の引きに合わせて（我は両手で押さえ合っている）我の右手は
我の左腰に向かって引付け左手も閂を極めたまま我に引き付けるように体を捌いて投げる。
(^_-)-☆ ⑥～㉜五段解説PART2へ続きます。
