三段解説PART4
⑮袖巻返 ソデマキガエシ【羅漢拳】
攻者 左中段構より順の手で相手の右下袖を握り引く。
守者 左逆下段構より前重心から後重心になりながら相手の体勢を崩し右手を立てて鈎手守法を
しながら握られた袖と相手の左手を密着させるために我の左手で(手首と肘の中間位にのせる感
じ)押さえる。(相手の拇指丘に我の左中指薬指を引っかける)右手を外側から相手の手の甲が
上を向くまで回して左足を横に捌き右足を後ろに回すように引いて投げる。(我の内腕刀で相手
の腕を回し切る感覚で回す)相手の体勢を良く見ること。
⑯袖口捕 ソデグチドリ【羅漢拳】
攻者 左中段構より順の手で(手掌下)袖口に四指を入れて握る。
守者 左逆下段構より左手で目打ち、または手刀打そのまま掛手として我の袖口と相手の手
(どっちかっていうと相手の拳と袖を一緒に我の腕に密着させるように握る)を一緒に軽く
握り(この時ギュッと握り過ぎない)我の右肘を中へ入れて袖口の遊びを完全に無くし(密
着させる)相手の小指を相手の肩口へ攻める。(捕りの特徴)
⑰袖口巻 ソデグチマキ【羅漢拳】
攻者 左中段構より順の手で(手掌上)袖口に親指を入れて握る。
守者 左逆下段より右腕 掌を上にして外側に回して(この時、相手の手を我の手首と肘の間くらいの
位置に押さえる)相手の腕に巻き付け我の掌が下を向き相手の手の甲が上を向いたら (この時、相手
の腕がS字状になっていることを確認する) 我の右手首の付け根(我の親指は下を向いている)から
(あくまでもイメージ的で結果として蛇が木の枝を這うように巻いてS字にしているようにみえる)
壇中(正中線)方向へ攻める。
⑱中段返 チュウダンガエシ【三合拳】
<開構>
攻者 右一字構より右足差込んで廻蹴り。
守者 左待気構より体を捻りながら右下受(手で受けるというよりも肘で受けるようにすると我
の腰が回りやすい)同時に水月に右廻蹴または蹴込み。(‘ω’)ノ 左足の踵がほぼ真横を向くと体を
捻りやすい‼ 払受蹴と同じ足捌き(>_<)
⑲伏虎地二 フッコチニ【地王拳】
<用意> 攻者は立って向かい 守者は正座して八方目
【攻】 歩み寄って不意に左足で守者の横顔へ廻蹴り。
【守】 右膝を立てながら体を開き右手で外押受。左手は中段に構える。
【攻】 蹴った足を直ちに下ろし右拳逆突で守者の顔面を狙う。
【守】 上体を捻じりながら左手で内受。直ちに右拳で相手の前三枚に突きを入れる。
【守】 直ちに立ち上がりながら相手の脇と右足に両腕で掬い投げをかける。
【攻】 投げられたら直ぐに反転して伏虎立ちになり残心して立ち上がりもとに帰る。
出した足はそのままで(伏虎のまま)体を前後に動かして受、突きを出す。(>_<)
⑳切返小手 キリカエシゴテ【龍華拳】
<対構>
攻者 右中段構より相手の右手を後ろに捻じ上げようとしたが切小手を掛けられたので肘を上
げて逃げようとした。
守者 右下段構より切小手を掛けようとしたが相手が肘を上げて逃げようとしたので捌手の右
手拇指を相手の小指丘に当て中指薬指小指を相手の手背に掛ける。左手を相手の母指丘に引っ
かけ相手の親指側に捻じりを加え相手の身体を浮かせて崩し我の右足を入れて我の胸前でしっ
かり肘を張り相手の右踵の斜め後方へ 押し込みながら仰向けに倒し、切小手を極めたまま固
める【切返固キリカエシガタメ】
(^_-)-☆ ㉑~㊶は三段解説PART5へ続きます。