二段解説PART3
⑦下受蹴小手投 シタウケゲリコテナゲ【龍華拳】
<対構>
攻者 左一字構から極めと冴えの中段逆突
守者 左八相から先ず下受(相手の手首を下受するが手首を狙うと間に合わないので相手の拳を狙う)
同時に左肘を相手に向け、丁字をつくって我の手首を生かす。逆突きが戻る時に丁字に突手が引っかか
り(相手の引き=冴えを逆用)捌手の右手は下方から突上げ、拇指を掛手の拇指に重ね、両肘を張りな
がら相手の右手を挟みこむ。(この時相手の手は我の中心線上にある)逆蹴りを入れて下したところが
軸足になる。左手右手の上下が入れ代わり手首を極めて投げる。裏固または天秤固で固める。
⑧対天一 タイテンイチ【天王拳】
<対構>対構から始まる対天一
攻者 左中段構から左足踏込み左上段順突、右中段逆突の二連攻
守者 左一字構から右足引足(やや左後方に右足を引く)右拳上受、左拳下受の連受、左蹴込み
(間合いによっては廻蹴OK) 蜘蛛足退 残心
⑨逆天一 ギャクテンイチ【天王拳】
<開構>逆突きから始まる逆天一
攻者 左中段構から左足踏込み右拳上段逆突、左拳中段直突の二連攻
守者 右一字構から左後千鳥足で体を捌いて左手で内受をおこなうと同時に右打払受の連受、
同時に右蹴込 蜘蛛足退 残心 (^^; 左に捌かないと2撃目が入っちゃいます‼
⑩引天秤 ヒキテンビン【五花拳】
<対構>仕掛け技
受 右中段構
仕 右中段構から相手の右手の甲側から我の右中指薬指小指を相手の母指丘に掛け親指を
小指丘に引っかけて相手の甲と密着させ内側へ捻り、相手の裏に入りながら相手の肘インを
出させ左腕刀で肘インを下から上に攻めて右手(掌は上を向いている)といっしょに我の右
腰へ引き込む。この時我の右足は引きすぎないように注意する。
⑪逆引天秤 ギャクヒキテンビン【五花拳】
<対構>
攻者 右中段構より順の手で内手首を掴んで引こうとしたが逆小手を掛けられそうになったので
直ぐに我の手を伸ばして抵抗する。
守者 右中段構から逆小手を掛けようと鈎手守法になり小手抜をしようとした瞬間に相手が腕を
伸ばして抵抗してきたので、その力を利用して我の拇指(掌は上を向いている)と相手の拇指を
合わせ我の中指薬指小指を相手の甲側に引っかけ引天秤の要領で極める。(引天秤同様、我の右
足は引きすぎないように注意する)
(‘ω’)ノ 引天秤・逆引天秤は時計回りに体を捌く。外巻天秤は反時計回りに捌く。
⑫切返天秤 キリカエシテンビン【龍華拳】
<対構>
攻者 左中段構より逆の手で相手の右手を掴んで後に捻じ上げようとしたが切小手を掛けられたの
で技に掛かるまいと腕を突っ張って伸ばす(逃げが浅い時)
守者 右下段構から切小手を掛けようとしたが相手が腕を突っ張って伸ばしてきたので掛手(左手)
を外して肘インに外腕刀を当て天秤に捕り右手は相手の手首に巻き付かせて(我の掌は上をむいて
いる)右腰に引き付け右足を捌いて極める。(相手の裏に入ったら引天秤の要領で固める)
(^_-)-☆ ⑬~㊱は二段解説PART4へ続きます。