1級科目PART2

体を鍛える

1級科目PART2

⑦袖抜 ソデヌキ【龍王拳】

攻者 中段構より順の手で上袖を握って引く。
守者 逆下段構で相手を誘い(右袖を引っ張られた場合)引っ張られながら(肘を後方へ引きながら)
相手の裏に出て、我
の掌を上に向け相手の手を我の力こぶの上に乗せて挟み(同時に左手で手刀切)
左足を大きく左に捌きながら挟んだ
まま肘を顔の前に持っていき肘を45度の角度で落せば相手の握っ
ている手を殺せて相手の指に引っかからずに抜ける。
抜いたら裏拳打と中段突の連反攻。

 

⑧袖捕 ソデドリ【羅漢拳】

攻者 中段構より順の手で上袖を握って引く。
守者 逆下段構で相手を誘い(右袖を引っ張られた場合)引っ張られながら相手の裏へ出て、我の掌を
上に向け相手の手が
ブラブラしないように、しっかり我の力こぶの上に密着させる。あとは、上膊捕の
要領と同じ。

 

【上膊捕】2級参照

 

⑨引落 ヒキオトシ【羅漢拳】

攻者 中段構から相手の袖を捕り、引っ張ったが袖捕(巻)を掛けられそうになったので抵抗して突っ張
って押した。
守者 袖捕(巻)を掛けようとした(袖捕の角度に入る前。つまりまだ相手の手を我の上膊に乗せた段階)
が相手が肘を突っ張って捕らせ
まいと押して抵抗してきたので、相手の押してきた力を利用して相手の手を
密着させ肘関節で強く挟み手前に引落す。
手首を攻める意識から重心を攻める意識に切り替えること

 

⑩払受蹴 ハライウケゲリ【三合拳】

<開構>
攻者 左一字構より左足差込んで左廻蹴り
守者 右一字構より右足を踵より左足の前に置き(鈎足)右手打払受をしながら左足で蹴込み。
鈎足となって体を捌きながら打払受をおこなうことにより我は相手の蹴り足に沿って受けるの
で痛みが
分散し、無理なく三陰交サンインコウ (内くるぶし指4本分上)を狙うことができる。

①しっかり体重移動しないと蹴りが出にくい。
②頭が上下しやすいので我の膝で調整すること。

 

⑪袖巻 ソデマキ【羅漢拳】

攻者 中段構より後袖を握り引く。
守者 逆下段構で相手を誘い(右後ろ袖)掴まれたら右掌を上に向け我の肘関節で相手の手を挟んで
鈎手守法
になりながら相手の裏へ体を捌き左手で手刀打。そのまま掛手にして相手の手を押えて腕に
密着させ
肘関節で挟んで我の方へ巻込むように腕を動かすと脇が締まり相手の腕がS字になって極ま
る。
(‘ω’)ノ   S字をつくる時、我の右手を相手の腕に沿って這わせるように右脇を締めているため相手の
肘を押している
ように見えるけど押しているわけではありません‼

 

⑫袖巻天秤 ソデマキテンビン【羅漢拳】

攻者 中段構より後袖を握り引くが袖巻(捕)を掛けられそうになったので背を向けて逃げる。
守者 逆下段構より袖巻(捕)をしようとしたが相手が背を向けて逃げようとしたので(右袖
を捕られた場合)右
足を一歩踏込み右肘で相手の肘関節を挟み込んで天秤を効かせる。右足を
軸に左足を大きく前に踏込み相手の腕をしゃくり上げて極める。
(‘ω’)ノ 我の方から相手の腕に寄ったり、極める時も相手の方に押し込むように天秤を捕って
はダメ!

 

(^_-)-☆ ⑬~㉒は1級解説PART3へ続きます。