3級科目PART2

体を鍛える

3級解説PART2

⑧二段抜 ニダンヌキ【龍王拳】

小手抜き手のひら上バージョン!

寄抜をしようとした時、攻者が寄抜をさせまいと握った手を上向きにして守者の肘が出るのを
止めた時の抜き方です。少林寺拳法の抜き技は、手首を殺して抜く技と、親指を切って抜く技
の2つに分けられ、二段抜は腕の親指側の線である内腕刀を用いて切って抜く技です。

守者はつかまれた手首を内側に曲げ(手鏡を見るように自分の掌を自分の方へ向ける手鏡守法
て攻者の丁字による攻めを封じた鈎手手法を行い、攻者の手首を殺しながら寄せ足をし、攻者
の親指の第一関節部に内腕刀が乗るように入れて抜いていきます。二段抜で抜いたら手刀切で
攻者の頸部へ当身を入れます。残った片手は寄抜で抜いて熊手で当身を入れます。

上げ抜(3段)の要領で抜くと、もっと抜きやすくなります。この時、反対側の手は鈎手になっています。

 (‘ω’)ノ 左前の場合、右前になり右手は二段抜で抜き、左手は寄抜で抜きます。

 

⑨外押受突 ソトオシウケヅキ【仁王拳】

<対構>
攻者 中段構より横振突
守者 一字構より外押受
左前の時、左足ははそのままで外押受と同時に右足を差替えて右中段突、左熊手突。
【外押受】五指を張って水平に腕を出す負けない外受け。

 

⑩内押受突 ウチオシウケヅキ【仁王拳】 

<開構>
攻者 中段構より横振突
守者 一字構より内押受
【内押受】五指を張って水平に腕を出す負けない内受け。

 

⑪突抜(両手) ツキヌキ【龍王拳】

<対構>左中段構
攻者 鈎手をさせまいと鈎手を下方へ押える。
守者 衝立守法から体の回転を利用して左手は下へ突抜、同時に右手は上で寄抜、熊手打 

 

⑫突天一 ツキテンイチ【天王拳】

<開構>
攻者 左中段構より左足踏込み左上段直突and中段直突の二連攻
守者 右一字構より左後千鳥足、右上受(反身受)左下受(引身受)の連受、右蹴上、蜘蛛足退り、残心。

 

(^_-)-☆ ⑬~⑮は3級解説PART3へ続きます。